3行結論
- 厚生労働省は令和8年10月22日、地域医療構想の重点支援区域を新たに選定しました。今回は北海道・西胆振構想区域が新たに選定されています
- 対象医療機関は市立室蘭総合病院・製鉄記念室蘭病院・日鋼記念病院の3施設で、累計は14道府県27区域となりました
- 選定区域は、医療機能の再編等を検討するための**データ分析等の「技術的支援」**と、**地域医療介護総合確保基金の優先配分等の「財政的支援」**を国から受けられます
重点支援区域とは
重点支援区域は、地域医療構想の実現に向けて複数医療機関の再編・統合など特に困難な調整が見込まれる区域を対象に、国が集中的に支援する仕組みです。都道府県からの申請を受けて厚生労働省が選定します。
選定された区域が受けられる支援は次の2種類です。
- 技術的支援:医療機能の再編等を検討するための、医療機関に関するデータ分析などの支援
- 財政的支援:地域医療介護総合確保基金の優先配分などの支援
今回の選定内容(北海道・西胆振構想区域)
厚労省の公表(令和8年10月22日)によると、今回新たに選定されたのは北海道・西胆振構想区域です。対象の医療機関として次の3施設が挙げられています。
| 医療機関名 |
|---|
| 市立室蘭総合病院 |
| 製鉄記念室蘭病院 |
| 日鋼記念病院 |
西胆振構想区域は室蘭市を中心とする地域で、公的・公立系の病院が近接して所在しています。急性期機能を担う複数の病院の機能分担・連携の調整が課題とみられ、今回の重点支援区域への選定に至ったと考えられます。
これまでの選定状況
第12回(令和8年7月9日)時点で累計13道県26区域でした。今回の追加により14道府県27区域となりました。選定は随時受け付けており、今後も追加選定が続く見込みです。
| 時点 | 累計 |
|---|---|
| 第12回(令和8年7月9日) | 13道県26区域 |
| 今回(令和8年10月22日) | 14道府県27区域 |
自院で確認したいこと
- 自院の所在区域が重点支援区域に該当するかを厚労省・都道府県の公表資料で確認する
- 該当する場合、地域医療構想調整会議の直近の議題・資料を入手し、自院の機能がどう位置づけられているかを把握する
- 重点支援区域の選定はあくまで「支援の枠組み」であり、個別病院の統合・病床削減を直ちに決めるものではありません。まずは公表資料と調整会議の議論を確認するところから始めることが重要です
- 財政的支援(基金の優先配分)の活用可能性については、都道府県の担当部署に照会先を確認してください
重点支援区域の選定状況や支援内容は今後も更新される可能性があります。最新の区域一覧・支援の詳細は、厚生労働省および所管の都道府県へご確認ください。