3行結論

  • 入院基本料が広く引き上げ。急性期一般入院料1は1,688点→1,874点、地域一般入院料1は1,176点→1,290点、療養病棟入院料1は1,964点→2,035点などが示されています
  • 物価高対応として**「物価対応料」が新設**。入院患者1日につき算定する設計で、病棟機能により点数が異なります(急性期一般入院料1で58点など)
  • いずれも施行は2026年6月1日。自院の病棟構成でいくら変わるかの試算が最初の一歩です

何が変わるのか

今回の改定は、物価・人件費の上昇が病院の費用を直撃してきたことへの対応として、入院の基本部分(基本診療料)に財源を厚く配分したことが特徴です。加算の積み増しだけでなく、入院基本料そのものが引き上げられた点は、赤字に苦しむ病院にとって収益基盤の底上げになります。

「物価対応料」は入院患者1日ごとに算定する新設項目で、病棟の機能区分によって点数が設定されています。算定にあたっての要件・届出の取り扱いは告示・通知の確認が必要です。

自院で確認したいこと

  • 自院の入院料区分での新旧点数差と、年間入院収益への影響額の試算
  • 物価対応料の対象・要件・届出要否(確認が必要です)
  • 病床利用率が低い場合、点数引き上げの恩恵も比例して小さくなります。稼働改善との合わせ技で考えることをお勧めします

自院の病床利用率と損益分岐点の関係は、損益分岐点シミュレーターで試算できます。最終的な算定可否は、届出状況、診療内容、審査支払機関等の判断をご確認ください。