3行結論
- 令和8年度改定で入院ベースアップ評価料が最大250点まで拡充されると報じられています(従来は1〜165点)
- 改定率の内訳で最大の**賃上げ対応+1.70%**の中核となる仕組みです
- ベースアップ評価料は届出と賃金改善計画が前提の項目です。「知らずに取っていない」が最も起きやすい領域であり、届出状況の確認をお勧めします
なぜ重要か
物価と他産業の賃上げが進むなか、病院の給与水準が追いつかなければ、看護師・医療技術職の採用競争でさらに不利になります。ベースアップ評価料は、診療報酬を原資に職員の基本給引き上げを行うための専用の仕組みであり、賃上げと経営のバランスを取る上で使わない理由がない項目と言えます。
一方で、算定には賃金改善計画の策定・届出・実績報告が求められる設計であり、事務負担を理由に届出していない医療機関が一定数存在すると指摘されてきました。
自院で確認したいこと
- 現行のベースアップ評価料を届出済みか。未届出なら、その理由は今も合理的か
- 拡充後の点数区分と、自院の職員構成での算定見込み額の試算(要確認)
- 賃金改善計画・実績報告の作成体制(医事課・人事・経理の連携)
賃上げ原資を診療報酬から取り切れているかどうかは、これからの病院の採用力を直接左右します。最終的な算定可否・届出の取り扱いは、厚生労働省の告示・通知および地方厚生局へご確認ください。